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むらさめ(ローマ字:JS Murasame, DD-101)は、海上自衛隊の護衛艦。むらさめ型護衛艦の1番艦。艦名は「ひとしきり降ってはやみ、やんではまた降る雨」(村雨)に由来し、この名を受け継ぐ日本の艦艇としては、旧海軍春雨型駆逐艦「村雨」、白露型駆逐艦「村雨」、海上自衛隊のむらさめ型護衛艦 (初代)「むらさめ」に続き4代目に当たる。 == 艦歴 == 「むらさめ」は、中期防衛力整備計画に基づく平成3年度計画4,400トン型護衛艦2230号艦として、石川島播磨重工業東京第1工場で1993年8月18日に起工し、1994年8月23日に進水、1996年3月12日に就役した後、第1護衛隊群第48護衛隊に編入され横須賀に配備された。 1997年3月24日、第1護衛隊群隷下に第1護衛隊が新編され同日付で就役した「はるさめ」とともに編入された。 1998年、2000年、2002年と3回続けて環太平洋合同演習 (RIMPAC) に参加した。 1999年11月7日、横須賀周辺および相模湾にて在外邦人等輸送訓練を行う。この訓練では他に「しらね(DDH-143)」、「あまぎり(DD-154)」、「うらが(MST-463)」、「とわだ(AOE-422)」の艦艇、陸上自衛隊からは第1空挺団で編成された誘導隊が参加した〔月刊『コミューン』 9月号 - 前進 〕〔 防衛白書 平成12年版 在外邦人を自衛隊の船舶、航空機で ~在外邦人等輸送訓練~ 〕。 2001年9月6日からオーストラリア建国100周年国際観艦式に参加するため、「はるさめ」とともに派遣されたが、米国同時多発テロの発生により、国際観艦式が中止となり、10月11日に帰国した。 2002年10月13日、海上自衛隊 創設50周年 国際観艦式では先導艦を務めている。 2004年2月16日から4月8日まで輸送艦「おおすみ」とともにイラク人道復興支援活動(海上輸送)に従事した。 2005年、平成17年度遠洋練習航海に参加しその際、トラファルガーの海戦200周年記念国際観艦式に参加している。 2008年1月24日、新テロ特措法に基づき、補給艦「おうみ」と共にインド洋に派遣、同年2月21日から補給活動を再開、5月まで任務に従事し6月4日に帰国。 2009年10月27日から30日の間、シンガポール共和国主催拡散に対する安全保障構想(PSI)海上阻止訓練に参加した〔シンガポール共和国主催拡散に対する安全保障構想(PSI)海上阻止訓練への参加について 〕。 2010年5月10日、第5次派遣海賊対処行動水上部隊として「DD-153 ゆうぎり」と共にソマリア沖へ向けて出航し、〔朝雲新聞アデン湾海賊対処 5次隊2艦が出発 「ゆうぎり」「むらさめ」 6月上旬、任務を交代 5月13日〕同年6月5日から9月16日まで34回の船団護衛を実施、同年10月15日に横須賀に帰港した〔朝雲新聞海賊対処「ゆうぎり」など帰国 2010年10月21日〕。 2012年1月21日、第11次派遣海賊対処行動水上部隊として「DD-102 はるさめ」と共にソマリア沖・アデン湾に向けて横須賀基地から出航し、任務期間中、合計188隻を護衛した。帰国途上の同年6月16日には僚艦「はるさめ」と共にインド西方海域にてインド海軍の哨戒艦「シャラダ」と高速戦闘艇「カルペニ」が参加する共同訓練を実施〔帰途に印海軍と親善訓練 海賊対処水上部隊 〕、同年7月5日に横須賀に帰港した。 2013年6月22日から26日にかけてグアム周辺海域において日米豪共同訓練(Pacific Bond 2013)に参加した〔日米豪共同訓練への参加について (PDF文書)〕。 2015年3月18日、第21次派遣海賊対処行動水上部隊として「DD-107 いかづち」と共にソマリア沖・アデン湾に向けて横須賀基地から出航〔派遣海賊対処行動水上部隊の交代について (PDF文書)〕、同年7月まで任務に従事し、帰国途上の8月19日にはマレーシア西方海域にてマレーシア海軍との親善訓練を実施し〔マレーシア海軍との親善訓練の実施について (PDF文書)〕、8月30日に横須賀に帰港した〔アデン湾における派遣海賊対処行動に従事した艦艇の入港について (PDF文書)〕。 第1護衛隊群第1護衛隊に所属し、定係港は横須賀である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「むらさめ (護衛艦・2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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